骨盤が歪む原因と自己チェックしたり矯正する方法は? 【肩こり腰痛】N0_48 骨盤ゆがみの原因と矯正について

記事上

【肩こり腰痛】N0.48 骨盤ゆがみの原因と矯正について

骨盤が歪む原因と自己チェックしたり矯正する方法は?

骨盤が歪む一番大きな原因は生活習慣ですが、加齢や女性の場合は出産なども原因になります。セルフチェックするには、足踏みテストなどで簡便に行える方法ガあります。矯正方法についてはストレッチや体操あるいは器具をつかう方法など多種多様なものが考案されています。

■骨盤に歪みが生じる原因

骨盤に歪みが生じる原因で最も多いのは、例えば仕事などでパソコン操作を長時間前かがみの姿勢を続けたり、足を組む癖があるなど日常続けている悪い動作などの生活習慣が大部分です。骨盤も他の骨格と同じように筋肉と靭帯で支持されていますので、偏った動作を続けると骨盤の特定部位の筋肉や靭帯に負担がかかって均衡が保てなくなり骨盤が歪む原因になります。

また、中高年になると筋力などが劣化しますので、骨盤を支えきれなくなり歪みを生じることがあります。女性の場合は出産で骨盤が開いたりづれやすくなることが多く、元々男性よりも筋力が弱いことなども原因して歪みを生じます。

■骨盤が歪むとかかる可能性がある病気は?

骨盤は人体の中央近くにあって、上半身と下半身をつなぐ「要」の骨格です。骨盤に囲まれている空間(骨盤腔)には、膀胱や直腸などの内臓と女性の場合は子宮や卵巣が入っていますので、骨盤が歪むと内臓にも影響が出て、さまざまな病気の原因になることがあります。腰痛は勿論のこと、頭痛・肩こり・耳鳴り・眼精疲労・扁桃腺の腫れや便秘・下痢などの胃腸疾患あるいは気管支炎・喘息・冷え症・不眠症・貧血・めまい・婦人病など数多くの病気にかかる可能性があります。

■骨盤の歪み自己チェック法

・骨盤が歪んでいるかどうか自分でチェックできる一番簡単な方法は「片足立ち」です。目をつぶってどちらの足でも良いですから片足で立って何秒程度立っていられるか測ってみます。年齢によっても異なりますが、最低10秒間立っていられなかったりぐらぐらするようであれば骨盤が歪んでいる可能性が高いです。

・もう一つの方法は、床面にテープを十字に貼ります。その中心に両足を置いて目をつぶって足踏みをします。30回数えたらストップしてその時に自分が立っている位置を確認してください。骨盤がずれていれば、足踏みをした地点からずれてしまいます。ずれた方向に骨盤もずれています。

■骨盤ゆがみが生じる部位

骨盤は「仙骨」「腸骨」「坐骨」「恥骨」の4つの骨のパーツが合わさってできており、この骨盤には2本の大腿骨と腰椎が関節でつながっています。

歪みは関節でおこります。骨盤の場合は、「股関節」「仙骨と背骨をつなげている腰仙関節」「仙骨と腸骨をつなげている仙腸関節」の3つで起こります。

・股関節では骨盤が前後に傾く歪みがでます。猫背などが原因します。骨盤の「開き」も股関節で起こります。
・腰仙関節では、骨盤が左に傾いたり、右に傾くなどの歪みが生じます。
・仙腸関節は可動性がほとんどないので歪むことは少ないですが、股関節や腰仙関節の歪みに引っ張られて起こることがあります。

■骨盤歪みの矯正

歪んだ骨盤を元に戻すことは難しいですが、ストレッチや体操で大腰筋と大臀筋を鍛えることで歪みをストップさせ症状を改善することができます。
簡単で長続きするのを2つ紹介します。

①仰向けに寝て膝を曲げ両足の足の裏を合わせひし形をつくる。膝や背中が床から離れていないことを確認してゆっくり腹式呼吸をしながら10~20秒キープする。

②床に膝を伸ばした姿勢で座り、そのままの姿勢で骨盤を前後させて前進する。30歩ほど前進したら今度は同じように後退する。(骨盤歩き)

ネットではいろいろな骨盤体操やストレッチが紹介されています。ストレッチは股関節の可動域を広げる効果があり、上記の骨盤歩きなどは骨盤底筋群やインナーマッスルを鍛えることが出来るトレーニングです。長続きさせないと効果がありませんので自分で出来そうなものを選んであせらずに続けることをお勧めします。矯正バンドなども出ています。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る