脊柱管狭窄症予防対策にはどのようなことがあるでしょうか? 【肩こり腰痛】N0_33 脊柱管狭窄症の予防対策について

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【肩こり腰痛】N0.33 脊柱管狭窄症の予防対策について

脊柱管狭窄症予防対策にはどのようなことがあるでしょうか?

脊柱管狭窄予防には、日常活動動作の改善、生活習慣・食生活習慣の改善あるいはストレッチなどによる体幹やインナーマッスルの強化などが有益とされています。広範脊柱管狭窄症は発症原因が特定されていませんので予防対策を講じるのは難しい面があると思われますが、生活習慣・食生活習慣の改善は有益と考えられます。

■日常活動動作(姿勢)の改善

脊柱管狭窄症は、腰に負担を強いる動作を続けていると発症しやすいと言われています。スポーツ選手であれば、ウェイト・リフティングのように中腰から重いものを持ち上げたり、サッカー、テニスあるいは野球のような球技なども腰にかなりの負担がかかります。特に中高年から健康のためにと始めたゴルフなども、脊柱管が老化して狭くなっている可能性がありますので要注意です。出来るだけ無理な姿勢を取らないようにしたり、始める前にゆっくりとした柔軟体操などを取り入れてウォームアップすることで防げる可能性があります。

職業として農業・造園業や配送業などに従事している人は、中腰で作業をしたり重いものを持ったりすることをやめるわけにはいきませんので、みっともなくても頻繁に休んで背筋を伸ばしたり、自分の能力を超えると思われる重量の荷物は持ち上げないようにすることが必要です。荷物に出来るだけ近づいてきちんと腰を下ろしてから持ち上げるなど出来るだけ腰に負担をかけない持ち上げ方をするようにします。

事務職などでも、椅子に座ったまま前かがみの姿勢で何時間もコンピューターの作業をしないように心がける必要があります。アラーム機能を使って1時間ごとに作業を中断して立ち上がり背筋を伸ばすだけでもかなり効果があります。周囲を歩いて気分転換を図ることもお勧めです。

■食生活の改善

食生活は健康維持の源です。栄養価のバランスを考えた食事や適量の飲食は良い健康を保つのに必須で、健康であれば脊柱管狭窄症の発現率を低く抑えることが出来ます。
特に脊柱管狭窄症を引き起こす可能性がある悪い食生活は、次のようなことがあげられています。

・インスタントラーメンなどのファースト・フードや油を使った揚物
・白米・白パン・うどん・小麦粉食品など精白された穀物類を食べる
・添加物入りの加工食品や残留農薬の農作物を使った飲食物
・豚肉・牛肉を中心とした食べ物(鶏肉に変更する)
・アルコール・炭酸飲料・清涼飲料やカフェインの入ったコーヒー・紅茶
・冷たい飲食物

などです。主食であるご飯やパンは精白していない全粒穀物がお勧めです。
ファースト・フードは1週間に1度でも、長く続けると糖尿病のリスクが高くなるという研究結果があります。

■ストレッチの実践

狭窄部位の除圧(圧迫を減少させること)を目的としたストレッチや体幹インナーマッスルを強化することを目的としたトレーニンの実践により脊柱管狭窄症の発症を抑制する効果があると言われています。最初は専門家の指導を受けて始めることがベストですが、自分で始めるときは痛みがでないように細心の注意を払ってください。


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