軽い腰痛でも放置しないことが慢性腰痛防止に有益 【肩こり腰痛】N0_50 軽い腰痛の対処法について

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【肩こり腰痛】N0.50 軽い腰痛の対処法について

軽い腰痛でも放置しないことが慢性腰痛防止に有益

早期発見・早期治療は腰痛にも当てはまります。腰痛が軽いうちに対処を誤らないように気をつける必要があります。

■腰痛は軽いうちに対処するのがベスト

朝起きて「腰が重苦しい」「腰の左側が少し痛む」などと感じることは多くの人が経験していると思います。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などの腰の病気に罹ったことがある人であれば、「また、再発したのかな?」と思って、無理をせずにある程度対処法が分かるでしょうが、初めて経験する人は「仕事を休むわけにいかない」と我慢して会社などへ出かけてしまうかもしれません。

腰痛といえども、全ての病気と同じように早期発見・早期治療をすれば、症状が軽いうちに完治させることができ、将来的に慢性化することを防ぐことができます。特に40代を過ぎてからの腰痛は、筋肉や靭帯などの老化現象により起こることもありますので、「少し腰の具合が悪い」と思った時点で改善策をとることがベストです。

■腰痛初期の対応策

○1週間の生活をふりかえって生活習慣を改める
軽くても腰の具合が悪いと感じるようであれば、会社などの社会生活や家庭生活に何か原因があった可能性があります。

・仕事が忙しくて朝から夜の9時過ぎまでコンピューターの操作をしていた
・親の介護の問題で悩んでいる
・重い荷物を扱うことが多かった
・新人の歓迎会で毎日飲み歩いた
・独身なのでファーストフードばかり食べている

などなど、不摂生をしたことが思い当たると思います。その思いあたった生活習慣などを改めないと、腰痛はどんどん悪化し慢性化する可能性があります。

例えば、会社が忙しい状態でも割り切って2~3日休暇を取ることが必要です。2~3日で治る腰痛が無理を重ねることで1ヶ月以上休むことになったケースがかなり報告されておりますので、無理をしたことがかえって会社に迷惑をかけることになることがあります。

精神的な問題と腰痛が結びつかないと思うかも知れませんが心因性腰痛も多数に上りますので、悩みを自分ひとりで解決しようとしないで、専門医の診察を受けたり、介護の問題などであれば自治体などの相談部門に出かけて解決策を探ると気分が軽くなります。

食生活も腰痛に関係します。特に果物や野菜を食べないと、人体に必要な酵素が補給されませんので、体の治癒力が低下して腰痛の原因になります。

○腰痛を軽いうちに治してしまう方法

・最低1日に1度は入浴して、筋肉を柔らかにする
腰痛の大きな原因は筋肉が硬直して血液などの流れが悪くなるためですから、急性腰痛でも慢性腰痛でも、入浴は最高の腰痛療法といえます。熱いお風呂だと緊張しますので、ぬるめのお湯にゆっくり浸かって、音楽でも聴きながら大腿部などの筋肉を軟らかくすることで腰痛は軽減します。余裕があれば、1日に2~3回入浴することをお勧めします。

・就寝前はリラックスして十分な睡眠時間を取る
寝る前のコーヒーは安眠を妨げますので避けて、温かいお茶などを飲みながら音楽を聴いたり、読書してリラックスする時間を設け、副交感神経を活発にさせてから眠るようにします。できれば夜10時頃寝て、8時間の睡眠時間を取るようにします。

・軽い痛みでも早めに薬物療法をする
痛みが軽かったり、重苦しい程度でも早めに湿布剤を貼ったり、市販の痛み止め鎮痛剤を飲むと効果があります。治った感覚を体に刷り込むことが大切です。

・ストレッチを行う
ストレッチは血流を良くして新陳代謝を促進し、こりや痛みの原因となる老廃物などを洗い流してくれます。また、筋の緊張を緩和してくれる効果もありますので、神経系統もリラックスするなど二重の効果が期待できます。自分の症状にあったストレッチを選んで実践すると良いでしょう。

例えば、体を反ると痛いのであれば、前にかがむストレッチを何回も反復すると痛みが和らぎます。仰向けに寝て、両膝を上げてくっつけた姿勢で左右に倒してみて、痛く感じるほうがあれば、痛くないほうへ何度も倒すストレッチをおこないます。

いろいろなストレッチがネットで紹介されていますので、試してみてください。


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