- 2016-5-12
- 坐骨神経痛
【肩こり腰痛】N0.12 坐骨神経痛の予防について
坐骨神経痛予防のために日常心がけること
坐骨神経痛にはさまざまな要因がありますが、日常生活でストレッチや運動などを取り入れたり、荷物を持ち上げる時などに坐骨神経痛にならない合理的な取り扱い方をすればかなり予防をすることができます。
■日常生活上での予防法
必ず坐骨神経痛を予防できると確約はできませんが、次のことを心がけたり実践することで予防できる可能性があります。
○常に正しい姿勢を維持すること
背骨は体を支える役割をしていますが、その他にも脳を初めとする内臓につながっていますので背骨が歪んだりすると病気の原因になります。例えば、配管を直角に曲げたりしますと、曲げた部分の流れが悪くなったり、ゴミなどが詰まり流れが止まったりします。背骨も同じで、立っているとき・座っている時・歩いているときに常に胸を張って直線のラインをキープしておくと長い間に大きな効果が現れ、坐骨神経痛だけでなく、病気全体の予防にもなります。
○運動を日常生活に取り入れること
運動は腰痛予防だけでなく全身的な効果がありますので、定期的に運動することは最高の予防策になります。腹筋や棘筋(脊椎を支える筋肉)の強化や柔軟性を得るために、定期的に有酸素運動を実施するようにします。できれば、最初にインストラクターや専門家に自分に適した運動についてアドバイスを受けると良いでしょう。ストレッチが腰痛に有効なことは立証されていますので、自分に合ったストレッチを毎日短時間でも続けると腰痛予防に効果があります。
○長時間座っている時の坐骨神経痛予防
椅子は背中をきちんと支えることができ、良い姿勢がとれるように設計されているものを使うようにします。人間工学に基づいて開発された椅子などがお勧めです。
座るときは深く腰かけ、背もたれと背中の間に隙間ができる部分にはタオルやクッションを補います。長時間座り続けないで、1時間程度で立ち上がり、背伸びをしたりゆっくり背中を後ろに倒したりする動作を取り入れます。
○長時間立って作業をする場合は
台所などで長時間立ち作業をする時は、足を乗せる台を用意して片足をその台に乗せて作業をすると坐骨神経痛の予防に効果があります。足は交互に代えるようにします。
○生活習慣の改善をする
・冷え症は坐骨神経痛の大敵です。できるだけ体を温める材料を使った料理を食べたり、 入浴・温浴をするなどして冷え症を改善することが予防になります。
・喫煙は「万病の元」です。禁煙に努めるようにしましょう。
・太りすぎないことは、背骨・腰・足などへの負荷を減らすことにつながります。
・十分な睡眠を取り、ストレスを溜めない生活をするように心がけます。